治療法


本来、鍼灸医学とは東洋医学から生まれた伝統的な治療法であり、金属でできたごく細い針とひと握りのモグサで病んでいる方に治療するものです。
長年の臨床の経験から身につけた治療方法で患者さん一人ひとりにあったきめこまやかな治療を心掛けています。治療法をあげてみるならば以下のものを行っています。

灸頭鍼・棒灸・温灸療法

針の頭に大きめのモグサをのせて点火する方法(灸頭針)や長年研究を重ねてつくった自家製のモグサを固めて棒状にしたもの(棒灸)を針のそばに近づけたり、間接的に皮膚の上にモグサを点火する(温灸)などを使用して、ここち良い温熱療法により、冷えから生じた痛みやこりなど多くの症状を改善するために行います。

灸頭針

棒灸

温灸

テルミー温灸

低周波針通電療法(パルス通電)

すべての方に行っている治療法ではありませんが、針に低周波の電気を流し、頑固なこりを訴える方や慢性化した痛みやスポーツ選手のケアーに患部の血行を促進し、筋の緊張や痛みを取り除く方法にすぐれた治療法として使用することがあります。

低周波針通電

電子温灸器

皮内針・吸角療法

皮膚に微細な針を接触させテープで固定して、ツボの効果が持続できるようにする方法を取ることもあります。
ガラスでできたお椀状の筒の中に真空にして皮膚に吸いつかせ、吸圧による刺激を与えて筋の緊張やこりを取り除くこともあります。

皮内針

吸角

その他の療法

スポーツ選手などには、針灸治療の他に手技療法(スポーツマッサージ)や超音波、キネシオテープなど使用することがあります。

超音波